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お菓子屋A-miu日々のこと

飛騨の山の中で、子育てしながらお菓子を焼く日々。
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なつかしのバターケーキ
私が生まれ育ち、高校生までを過ごした町、倉敷でケーキ屋さんといえば、「白十字」でした。
パイナップルとアイシングがかかったバターケーキと、アプリコットでナパージュされたチーズケーキ、ワッフル、エクレア、というのが子供の頃の定番。友達の家に行っても比較的よく出会うお菓子。そう、みんなに気楽に愛されている感じ。
途中からレアーチーズケーキとかチョコレートケーキとかもお目見えし、本当によく口にしたものです。
白十字ではカットされたケーキではなくて、ホールで買うケーキが定番でした。手頃な値段でホールのケーキが買えるので手みやげにぴったりなのです。
そんな、そんな懐かしのバターケーキ。
友人が倉敷から遊びに来てくれることになってずうずうしく頼みました。「お土産は白十字のバターケーキにしてね。」
何十年ぶりでしょう。まず、パッケージが変わっていました。そして中を開けると「え〜〜!!形違うじゃん!」そうなのです。リニューアルされていました。以前の素朴な田舎臭さがなくなり、クグロフ型で焼かれてオシャレになっています。アイシングのかかりかたもドワ〜っとこれよりもっと適当だったのに、雰囲気が違います。
そしてお味は・・・・。「こんなだったっけ?」
友人と私の同見解によると、「もっと気泡が大きくて素朴な美味しさがあった。」と。つまり、オシャレにまとまり、味も無難にまとまった分、素材自体の味もまとまりすぎちゃってる・・・・というか。上手く言えませんが、20年も経てば色んなものは変わります。
でも、染み付いた味はなんだか嬉しいものです。
次回、チーズケーキに挑みたい!


新しくA−miuのお菓子を取り扱って頂くお店が増えました。
高山の石浦町にあるアロマショップHERBSさんです。
お店のKさんがとても詳しくアロマオイルのことを教えて下さいます。私も時々お世話になっているお店です。
紅茶やハーブティーと一緒にクッキーを扱って頂くことになりました。お近くの方、是非足をお運び下さい。
昨日納品してきました。よろしくお願いします。
Posted by amu
お菓子の記憶 / 09:59 / comments(2) / trackbacks(0)
お菓子屋の原点

私のお菓子屋としての原点であります。
「小学館入門シリーズ」。
両方、今田美奈子さんの著書です。
今でこそお菓子や料理の研究家という肩書きで本を出される方はたっくさんいますが、当時、お菓子研究科と言えば、今田美奈子さんだったのだと思います。

もちろん小学生向けなので、簡単に、イラスト入りで書かれています。
でも、今見てみると結構本格的なことが書かれているのです。
スポンジのことはジェノワーズと書かれているし、木ベらのことはスパテラ(スパチュラですね。)と書かれています。ピケ、フォンテーヌ、パートシュクレ・・・。

「世界のおかし作り」では世界って言っても、ヨーロッパとアメリカなのですが、各国の代表的お菓子が紹介されていて、パンナコッタだって載っています。
この本で見続けていた「シュバルツベルダー・キルシュトルテ」はドイツを旅行した時に本物に遭遇し、感激!!した。でも実際のキルシュトルテは想像を遥かに超えたキルシュで酔っぱらいそうな代物だったのだが・・・・。
この本の中で、スイスって、デンマークって、リヒテンシュタインってどんな国なんだろう?と子供ながらに夢のような空想をしていたのです。

この本との出会いは、叔母の家の近所の本屋さん。叔母が本を買ってあげるから選んでいいよ。と小さな本屋さんに連れて行ってくれた。子供の記憶で小さいと感じてるのだからきっと本当に小さな本屋さんだったのだろう。
自分で選んで何かを買ってもらうことなんてあまりなかったので、ドキドキわくわく。そして、この本を見つけた時、宝物を見つけた気分だった。迷いは一切なし。
何度も、何度も読み返し、少しずつ、作ってみて・・・・。
「すてきなおかし作り」を買ってもらった後に「世界のお菓子作り」が出版されて、これもすかさず買ってもらった。

中学を卒業したら、お菓子屋さんで働く。と言っていた私の思いは高校受験〜大学受験〜と世間の波に飲み込まれ、本人もすっかり忘れてしまっていて・・・・。
田舎で生活を始め、子供を産み、自分を見つめた時、ハタと思い出した。
「お菓子屋。そうだ、私お菓子屋になりたかったんだった。」
実家は2回引っ越したけれど、キッチンの本棚にこの2冊はきちんと残っていた。
小学館の入門シリーズに導かれた人はきっとたくさんいると思う。
このシリーズ本、今もあるのかなあ。
Posted by amu
お菓子の記憶 / 20:13 / comments(10) / trackbacks(0)